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菅野 紅 2022

栽培者 菅野忠司 氏

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弊社でお馴染みの菅野ご夫妻が令和4年に引退し、

跡を引き継いだ忠司さん。

菅野さんに育てられた葡萄達は、

 

とても綺麗で奥ゆかしい香り。

 

樹に宿す葡萄も、小ぶりながらも

しっかりした色から、葡萄達の生命を感じます。

また、父の忠男さん老練された技術により、

葡萄の木々の樹冠も無駄がなく、大切に育てられた高畠町の葡萄園。

数十年ぶりに畑を受け継いでから

 

悪戦苦闘しながら

考えを巡らせながら

 

大切に大切に

葡萄を育て上げられています。

葡萄農家の息子として、お父様、お母様、ご家族の想いを

しっかり繋いでおられる忠司さん。

​弊社に届く葡萄達も

先代ご夫婦に負けない

 

愛情のつまった葡萄達です

なお、栽培においては有機や無農薬ではありません。
あくまでも葡萄にとって最適な環境を追求し、必要最低限の薬剤のみを使用されています。 

ワインについて(紅シリーズ 2022 について )

こちらのワインは、「紅(くれない)」シリーズの最新作となります。

尚、20年21年ヴィンテージもリリース予定ですが、もう少し樽熟成をさせたい為、今回は2022年のリリースとなります。

このシリーズはなかなか安定せず、なんとか、このぶどうの良さを活かしたいと、試行錯誤を重ねてきました。

「菅野様の素晴らしい葡萄に対して、自分の醸造がその魅力を引き出せていないのではないか…」

という葛藤を常に抱きながら向き合ってきたシリーズでもあり、そのぶん、実はとても思い入れのあるワインでもあります。  

2022年ヴィンテージの醸造について

 

今回の2022年ヴィンテージでは、これまでの考え方に一度区切りをつけ、新たなアプローチで醸造に取り組みました。 

というのも、この年から他ワイナリーで豊富な経験を積んだスタッフ・谷山が加わり、その知見を大いに参考にさせていただいたことが大きな転機となりました(谷山は弊社で現在も在職ですが、夏には愛知県にて独立予定であります。本当に感謝しかありません)。

 

除梗の方法や澱引きのタイミングを思い切って見直し、さらに栗東ワイナリー時代に手掛けたNPLシリーズの醸造メモを再読し、一から学び直すような気持ちで臨みました。 

菅野様から届いた葡萄は、病気一つない健やかな状態で、穏やかな酸を持ち、ラズベリーのほんの少しブルーベリーのような果実味が印象的な仕上がりでした。糖度は18.2度、PH3.66でした。 

醸造プロセス

 

醸造は全除梗を行い、セミ・マセラシオン・カルボニックで仕込みましたが、介入のタイミングを従来から大きく変更しました。

14度のセラーで発酵の自然な立ち上がりを待ったのち、常温管理に切り替えました。

前半はある程度テンポよく進め、後半は時間をかけてゆっくりと進行するよう心がけ、抽出期間も長めに設定しています。

通常であれば一次発酵終了後に澱引きを行い、そのまま二次発酵~熟成に移るのが一般的ですが、今回は二次発酵完了後に改めて丁寧に澱引きを行いました。

 

その後、ステンレスタンクにて24か月間の熟成を施しています。 

 

本来であれば1年間のステンレスタンク熟成の後、樽熟成で1年~満足するまでと移行するのが理想とされる流れですが、今回はこのワインが持つ“ピュアな味わい”にこだわり、悩みに悩んだ末に樽熟成は行わず、ステンレスタンクのみで仕上げることといたしました。 

あえて“desnudo=裸体”という表現を用い、何も纏わない姿でお届けすることにいたしました 。

味わい

 

香りは、いちごジャムやブルーベリーを思わせる果実のニュアンスが中心にありながら、ほんのりとハーブのような爽やかさが重なり、奥行きのある印象を与えます。口に含むと、果実味は非常に豊かで、酸味とのバランスも穏やか。

過度な主張はなく、むしろ柔らかく、丸みのある飲み心地が全体をやさしく包み込みます 

ワイン詳細

詳細情報:

栽培者 : 菅野忠司氏品種 : 非公開
アルコール度数 : 10.7%

酸化防止剤 : 亜硫酸塩(20mg/l)

瓶詰日 : 2024年3月7日

醸造方法 : セミ・マセラシオン・カルボニック
​​​​​​​販売容量 : 750ml(1400本製造)

小売希望販売価格 : オープン

※先代の菅野さんご夫婦。

弊社では2018年から2020年まで菅野シリーズの

葡萄を栽培していただいておりました

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