
FOR CAVIST
Kunitsu-wine:株式会社 國津果實酒醸造所

菅野 紫檀 2024
栽培者 菅野忠司 氏


弊社でお馴染みの菅野ご夫妻が令和4年に引退し、
跡を引き継いだ忠司さん。
菅野さんに育てられた葡萄達は、
とても綺麗で奥ゆかしい香り。
樹に宿す葡萄も、小ぶりながらも
しっかりした色から、葡萄達の生命を感じます。
また、父の忠男さん老練された技術により、
葡萄の木々の樹冠も無駄がなく、大切に育てられた高畠町の葡萄園。
数十年ぶりに畑を受け継いでから
悪戦苦闘しながら
考えを巡らせながら
大切に大切に
葡萄を育て上げられています。
葡萄農家の息子として、お父様、お母様、ご家族の想いを
しっかり繋いでおられる忠司さん。
弊社に届く葡萄達も
先代ご夫婦に負けない
愛情のつまった葡萄達です
なお、栽培においては有機や無農薬ではありません。
あくまでも葡萄にとって最適な環境を追求し、必要最低限の薬剤のみを使用されています。
ワインについて
本ワインは「菅野さんの紫檀シリーズ」の第3弾にあたります(今後はロゼシリーズのラベルデザインを踏襲しております)。
今回も、甘みと酸味のバランスに優れた素晴らしい葡萄をいただきました。
畑の持つポテンシャルの高さ、病気のない健やかな果実、そして酢酸の気配もない、清らかで真っ直ぐな葡萄に深い感銘を受けました。
収穫は2024年10月上旬。糖度は18度、pHは3.56と良好な状態でした。味わいは、しっかりとした甘みの中に、東北特有の清々しい酸味があり、食後にはさくらんぼのようなチャーミングな余韻が残る、大変魅力的な葡萄でした。MBA品種の中でも、特にバランスに優れた個体であったと思います。
「紫檀」のテーマは“チャーミング”。
発酵はできるだけ速やかに進行させ、抽出しすぎないように注意を払いました。
果実味を大切にした、すっと飲みやすい仕上がりを目指しています。
圧搾は、比重が1.00を切った直後、わずかに甘みが残る段階で実施。
醸造期間は14日間のセミ・マセラシオン・カルボニック(半分除梗、半分全房)で行いました。
圧搾後は、常温下にてしっかりと二次発酵を経て、味わいが落ち着いた2月中旬、「花の日(種まきカレンダー)」に瓶詰をいたしました。
亜硫酸塩は瓶詰の1週間前に20㎎/l 添加しています。
味わい
品種本来のイチゴジャムやラズベリー、キイチゴといった赤い果実の香りが、決して強すぎず、控えめながらも絶妙なバランスで広がります。味わいも、可愛らしさを感じる酸味と、すいすいと飲み進められる口当たりが特徴です。
特に和食、焼き魚、ローストビーフなどのお料理と合わせていただくことで、より一層魅力を引き出してくれるワインに仕上がっております。ぜひ、お食事とともにお楽しみくださいませ。
ワイン詳細
詳細情報:
栽培者 : 菅野忠司氏品種 : 非公開
アルコール度数 : 10.9%
酸化防止剤 : 亜硫酸塩(20mg/l)
瓶詰日 : 2024年2月26日
醸造方法 : セミ・マセラシオン・カルボニック
販売容量 : 750ml(1044本製造)
小売希望販売価格 : オープン
※先代の菅野さんご夫婦。
弊社では2018年から2020年まで菅野シリーズの
葡萄を栽培していただいておりました